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県立橘第一高等学校は県の中でも有数の進学高。

そんな進学校に2年B組の担任で英語の教師となった新米の春山杏子（長澤まさみ）は教師となって初めての高校入試を

1週間後に控えてました。

教師たちも全体がピリついた雰囲気でした。

というのも過去に採点ミスがあり外部の目も厳しくなっていたのです。

そこで今年は入試部長の荻野（斉木しげる）を中心により気を引き締め挑むことになりました。

帰国子女で大手旅行会社から高校教師になった春山は、この一高の伝統、そしてそれを取り巻く周囲の環境などに戸惑います。

滝本みどりは学校内に彼氏がいて、二人で旅行するために北海道にある超有名リゾートホテル「インディゴ」の予約を杏子に依頼し、杏子は昔の同僚優ちゃんにお願いし二人分の予約を取ります。

英語教師の松島は息子がこの一高を受験するため、保護者からクレームを回避するため受験の運営スタッフから外されます。

そして生活指導の坂本（高橋ひとみ）は以前から採点ミスを繰り返し今回の入試に神経質になってしまいます。

様々な教師たちがそれぞれの思いを抱える中、翌日に控えた高校入試のために会場設営を始めます。

しかしそこで異変に気付きます。

職員以外立ち入り禁止の場所にあるロッカーの中から「入試をぶっ潰す」と書かれたメモ用紙を発見します。

さらにそこだけでなく入試会場となる教室からも同じことが書かれた用紙が黒板に貼られていました。

その後も入試の準備を進めていきますが、春山杏子のラブレター、携帯などが見つかり、携帯は坂本のものと判明。

坂本の携帯は通常通勤の車の中に置いたはずなのに、誰かが車から盗んだのか・・・

坂本は過去の出来事から自分に恨みを抱えているであろう2年生の石川を犯人だと決めつけますが証拠がないので注意から注意されます。

不可解なことが次々と起こる学校。一部の教師からは対策するべきだという意見が出ますがことなかれ主義の校長的場は明日に備え厳重に注意するようにとそれらしい言葉を並べるのでした。

こうして不安を抱えたまま入試当日を迎えます。

当日。

滝本は春山から渡されたリゾートのゴールドカードをなくしてしまいます。

カードがなければたとえ有名人でも宿泊することができないのです。

そして今回の受験で注目すべき人物は松島の息子良隆のほか3人います。

まずは同窓会会長の沢村の息子翔太。

受験番号55番。英語科目の受験中麻実の携帯の番号が鳴った時に乗って答案のカンニングをします。

次に芝田麻実。

受験番号77番。彼女の父は県議会議員、母親も教育熱心で、親から過度な期待をかけられ苦しんでいます。

最終科目の試験途中で携帯が鳴ってしまい、退場処分を受けます。

そして最後に田辺淳一。

受験番号46番。

兄は一高を受験しましたが不合格、さらに採点ミスが発覚した過去があり受験のせいで人生が狂った兄をみて受験にはある思いを抱きます。

一高の試験では英語以外ほぼ満点を取ることができるほど優秀で、すでに清煌学院に合格しています。

しかし採点の際彼の英語の答案用紙がなくなり代わりに見つかった白紙の解答用紙が彼のものではないか？と疑われます。

試験直前。

試験は何事もなく順調に進む中滝本はインディゴリゾートにカードなしで宿泊できる方法はないかとネットで検索しているとある掲示板を見つけます。

その掲示板には一高のことと思われる書き込みがされ書いてあることが本当だとすれば誰かが入試をぶっ潰すために仕込んでいるように思えました。

一部本部に報告しますが、あいまいな表現で一高のことかと断定できないから問題ないと突っぱねられてしまいます。

一方、掲示板について明らかに校内にいる人間が書き込んでいるとわかります。

さらに問題はこれだけじゃありませんでした。

在校生立ち入り禁止の中、石川 衣里奈は中学の制服を着て校内に潜入し、彼氏である体育教師相田（中尾明慶）と密会していました。

後でわかることなのですが滝本の彼氏とは相田のことで、相田は二股をかけていたのです。

いろいろなことがありますが、試験は最後の英語のみをのこすこととなりあと少しで入試が終わるはずでした・・・

しかしここでさらなるトラブルが起きてしまい・・・

湊かなえさんのドラマなのでこれからどんどん面白い展開が期待できそうです。

途中で何度も掲示板サイトが出てきましたが、名無しの権兵衛がリーダーなのか？

気になる展開でした。

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試験会場の黒板に貼られた貼り紙「入試をぶっ潰す」

坂本（高橋ひとみ）が声を高々に何よと言いながら破きます。

それをなだめる小西・・・・

そんな中教師たちは入試に向けて準備を進めます。

またそんな中杏子LOVEと書かれた紙が見つかります。一体誰なのか？

そんな中受験生たちが学校に到着し始めます。

緊張感が走る瞬間・・・しかしやはり時代を感じましたね。

高橋ひとみさんが登場すると年代を感じます。

ついに入試が始まる一高。

受験生が席に座り、受験の注意事項が説明されます。

ずっと不気味な笑顔の田辺光一（中村倫也）。早くも試験を終えてしまいます。

そして国語、数学と試験が開始され・・・

そんな中教師は掲示板にまた不気味な予告を見つけます。

入試をぶっ潰す・・・

徐々に怖さがヒートアップする感じが溜まりませんね。

一見地味なドラマですが生徒の表情、教師の疑いの眼差しなど心理描写が上手いです。

一高の入試実況などが行われているサイトが発見されいよいよ騒ぎになっていきます。

試験は理科、そして英語と引き続き行われます。

そんな中麻実の母親（生田）が娘にメール。そのせいで退室を命じられ、過呼吸になってしまいます。

こういう親ってホント馬鹿ですね。

そして試験は全科目終了します。

ついに入試が終了し杏子（長澤まさみ）たちは片づけを始めます。

受験中に携帯が鳴ってしまった芝田麻実は失格を言い渡されてしまいます。

納得できない母（生田）が応接室で校長先生などに猛攻撃！

教師たちの採点がいよいよ始まります。

英語の採点場では杏子（長澤）たちが採点しています。

しかし答案用紙が1枚足りないことに宮下は気づきます。

念のため杏子も再度答案用紙を数えますがやはり足りません。

その答案用紙は受験番号46番田辺の答案用紙でした。

教科主任の坂本は自分の評価が下がるとイライラし始めます。

5年前・・・・

自己採点をする光一（中村倫也）は自室で採点を終えるとリビングに戻ってきます。

そこでは弟が食事をしていました。母はすかさず「どうなの？」と聞くと、光一は「5教科平均91点だよ」と笑顔でいいます。

母は安堵の表情を浮かべお祝いは腕を振るって料理すると言います。

しかし合格発表を見に行くと自分の番号がありません・・・

家では母と弟が待っていました。母はちらし寿司を作って待っていました。

しかし光一から駄目だったと聞くと母はその場に泣き崩れ、光一もおめでとうの貼り紙を破ります。

光一はなんでだ！と叫び自分の部屋でも暴れます。

一方杏子と坂本は答案用紙が1枚足りないことを校長室に行き報告します。

受験番号46番の答案用紙が不明になり不穏な空気に包まれた一高。

そんな中杏子の同窓会長の沢村が訪れる。校舎の中庭の壁に英語の答案用紙が貼ってあるというのだった。

行方不明の46番の答案用紙だと思った杏子たちだったがその答案用紙は55番だった。

55番の答案用紙は沢村の息子（清水尋也）の答案用紙だったのだ。

沢村はなぜ自分の息子の答案用紙が中庭の壁にあったのかと杏子たちを問い詰める。

杏子たちは混乱してしまう・・・

英語の答案用紙が見つからず教師たちは混乱、杏子、坂本達教師は職員室で待機していた。

2枚存在する55番の答案用紙と紛失した46番の答案用紙について杏子たちはいろいろ推測。

杏子は誰かの手によって46番の答案用紙が抜かれたのではないかと推測し始める。

一方視聴覚室では芝田（生田智子）は記者会見を開くことを要求。

試験会場の責任者水野がなだめていた。

46番の答案用紙は試験開始から採点までの間に紛失した。勝手に無くなることはないから誰かの手によってという杏子の憶測は理にかなってますね。

そして沢村さんが息子のために、その答案用紙に名前を書いた・・・という憶測。あの親子ならあり得ますね。

校長室に杏子たち教師が集まり無くなった答案用紙についていろいろと話し合いを始めます。

無くなった46番の答案用紙と2枚存在する55番の答案用紙・・・・

さらに59番の答案用紙松島（羽場裕一）の息子の答案用紙には携帯騒ぎ中に受験番号55が受験番号61をカンニングしているという告発文が書かれていたことも判明。

試験会場2の時の芝田麻実の携帯が鳴った時の様子を杏子たちは思い出します。

職員同士の雰囲気もどんどん悪くなってきましたね。

春山杏子と相田（中尾）は校内で発見された石川が何をしてきたか聞き出します。

石川は今まで掲示板の書き込みをしたことなどを語り始めます。

一方田辺家では淳一と光一がテーブルをはさみ話をします。

淳一は「復讐・・・」と言い、光一は「何のために？」と聞き返します。

応接室では相田をめぐり滝本と石川が激しく罵り合っていました。

杏子たち教師が必死に止めようとしますが、そこに村井が「いい加減にしろ」と叫びます。

村井はそこに立ちつくし一高への思いを語ります。

自分は一高ではないがずっと子供の頃から憧れていたこと。

そして止む無く諦めたこと。入試は大事だと語ります。

村井は杏子を指さす。「一体何がしたいんですか春山先生」

杏子は過去を語り始めます。

過去交際した寺島の話。そして彼が死んだ理由。

そして杏子が一高の教師になって疑問に思ったこととフラストレーション。

さらに杏子の意図・・・

彼女はなぜこの事件に荷担したのか・・・

最後は頭真っ白になりました。衝撃でした。